神様がくれたインド旅

~ある夜突然、頭に浮かんだインドの地名“バスタール”  それだけを理由に訪れた初のバックパックの旅。これは、その一部始終をつづった旅日記です~

vol.13 自分史上初!インドの屋台と、バイクノーヘル3人乗り!!

神様からのメッセージには、実はインド旅では完結していなかった!!

このブログの後のお話は、『君は神だ☆』と言われましても・・・をご覧ください。

 

このブログを最初から読みたい方は、

vol.01 突然、謎の文字が頭に浮かびまして・・・からご覧ください。

 

 

ホテルの部屋は一番安いエアコン付きダブルにした。

エアコンなしで良かったのだが、

今は選べないと言われた。

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遠目に見るとまだいいが、気になるところが多い部屋

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部屋の隅にはドリンク用のグラスが、トイレットペーパーに巻かれている 汗

1階のフロントから一番近いこの部屋の隣の通路では、

三叉路のうちの一路が長さ3メートルほど

工事中で掘り起こされている。

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この左側に僕の部屋がある。工事の音が体に響く。

 

なぜこの部屋をセレクトしたのか、

ここしか空いていなかったのか、

詳しいことはわからない。

 

ただ、部屋にいてもドリルやハンマーの音で騒がしい。

おまけに部屋はボロく日本なら確実にクレームを言っているところだ。

 

だが、さっきまでの不衛生なインドの街の喧騒に比べると、

じゅうぶんなほどに落ち着くから不思議なものだ。

 

腹が減ったので暗くなったJagdalpurの繁華街をひとり闊歩する。

ガイドブックでも夜は出歩かないほうがいいと書いてあるし、

実際昼とは比べ物にならないほど恐怖感がある。

 

薄暗い路地裏、遠くから聞こえる宗教音楽、

乞食、牛糞、クラクションオーケストラ、闇に光るインド人の視線。

それでも堂々としていたほうが身のためだと思い、

ひきつった笑顔で揚々と徘徊する。

 

今日はバス移動だけだったので軽食で済まそうと選んだのは、

いろんな意味で最もハードルの高い道端の屋台だった。

 

インド風の天ぷらでパコーラーというらしい。

適当に見繕ってもらって30ルピー。

安い!

一緒に入れてくれた液体の袋が気になり、

つけダレかと聞いたが英語が伝わらない。

そこに英語の話せる若者二人が近づいてきて

「そうだよ」と教えてくれる。

これぞインディアンカインドネス!

向こうも日本人の僕に興味津々だ。

 

ついでに洗濯洗剤の売っている店を訪ねると、

あっちだと指をさされた。

 

ざっくりしすぎて正直どこにあるのかさっぱりだが、

礼を言ってさされた方向に歩き出す。

 

信号はあるが誰も守らない交差点をなんとか渡り歩いていると、

後ろからさっきの若者達がバイクで追ってきた。

「連れて行ってあげるから乗りなよ」と言っている。

 

北インドではこんなきっかけから

トラブルになることがあると聞く。

交通量が多すぎて迷っている時間がない。

直感を信じて飛び乗ったが、

バイクの加速と一緒に僕の鼓動もどんどん加速する。

被害のことばかりが気になって気づかなかったが、

僕はいまノーヘルの3人乗りの真ん中で挟まっている!

 

バイクを降りると興奮したまま彼らに礼を言って別れた。

名前とFacebookをやっているか聞かれたので答えたが、

何度教えてもうまくMinoruを発音できていなかった。

きっと友達申請は来ないだろう。