神様がくれたインド旅

~ある夜突然、頭に浮かんだインドの地名“バスタール”  それだけを理由に訪れた初のバックパックの旅。これは、その一部始終をつづった旅日記です~

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

vol.25 インドでは、列車の時刻とフロントチーフは信用ならない

11/4 6日目 早朝、 僕はVisakhapatnam(ビシャカパトナム)の バススタンドにいた。 外はもやがかかっていて肌寒い。 昨晩乗った夜行バスは、 定刻通りにJagdalpurから発車した。 列車とは大違いだ。 インドの特急列車は移動距離が長いので、 寝台がつ…

vol.24 Bastarとブッダの聖地が教えてくれた『悟り』

そのあとについにたどり着いた Bastar村の滞在時間は、 たった20分程度だった。 Bastar村にはほんとに何もなかった 決めていたとおりおじいちゃんに、 「なにか食べたい。」と言って、 食堂に連れていってもらった。 サモサ2個と他にも少し注文して、口に…

vol.23 Bastarの太陽

早すぎる再会を果たした僕とおじいちゃんには、 妙な親近感が湧いていた。 タクシーへ乗るなり 「Let's go Bastar!」と言うと、 おじいちゃんはニコニコしながら、 「ミュージアムへも行こう。」と返事をした。 英語とタミル語の会話だが、 もう言葉の壁は…

vol.22 Bastar村にまだ旅の目的は残っているのか?

Jagdalpurに帰ってくると 、タクシーはそのままホテルに着いてしまった。 おじいちゃんは両替のことをすっかり忘れているようだ。 またすぐに車を出してもらい、 近くの郵便局で停めてもらった。 ひとりで郵便局に入ると、中は人でごった返していた。 ゆうに…

vol.21 「起こる全てに意味がある」の本当の意味

帰りのタクシーのなかで、 僕はもうBastar村行きを求めなかった。 それくらいじゅうぶんな体験があの渓谷にはあった。 ほんの一か月前には、 東インドのこんな山奥に来ることを 僕は全く知らなかった。 この旅の発射ボタンは自分で押したが、 そのほかのほと…