vol.14 インドのシーリングファンが半端ない!
神様からのメッセージには、実はインド旅では完結していなかった!!
このブログの後のお話は、『君は神だ☆』と言われましても・・・をご覧ください。
このブログを最初から読みたい方は、
vol.01 突然、謎の文字が頭に浮かびまして・・・からご覧ください。
部屋に戻ると、さっそくパコーラーを食べようとテーブルに広げる。
不衛生な場所で、使い古した油、食材もお金も同じ手で触っている、
そんな食べ物をこのインドで食べることに急に恐怖感が出てきた。
インドで初めてのB級グルメなのだ。
明日はいよいよBastarを散策する。
そのためにここまで来た。
ここで体調を崩すわけにはいかない。
もう少し綺麗めなレストランにしておけば良かったと少し後悔する。
食べる前に梅肉エキスと梅醤を服用し、
意を決して食べる。
うまい!
付属の香辛料をつけると一層うまい!!
本来はつけダレもつけるそうだが、
僕は香辛料だけで食べるのが好みだった。
あっという間に間食。
揚げ物で腹持ちもいいだろう。
材料が良くないのか、インド人向けなのか、
美味しくなかった。
次は洗濯だ。
買ってきた洗濯洗剤で5枚ほどの衣類をバスルームのバケツで洗う。
絞ったら用意してきたロープに干した。
部屋に入った時に気づいていた天井のシーリングファンを回せば、
明日の朝にはカラッと乾いているはずだ。
ベッドの脇の有り過ぎるスイッチを片っ端から押して、
やっとファンが回りだした。
ところがこのファン、
日本のものと違って回転速度が扇風機並みにある。
爆音をたてながら突風が僕を襲う。
まるで台風の様子を伝えるリポーターのように、
立っているのもやっとだ。
諦めて自然乾燥とする。
やっと家事が終わり、明日の予定を考える。
決めていた目的地はBastarとChitrakote Falls。
ここでいうBastarとは村の名のことだ。
Bastarという名は、県名でもあり、
Bastar県のなかにBastar村があるのだ。
この目的地はマストだ。
行かずには帰れまい。
Chitrakote Fallsはインドのナイアガラと呼ばれる大きな滝で、
Bastar県一の観光名所のようだ。
せっかく来たのでひとつくらい観光しておきたい。
だが、フロントに相談すると、
明晰そうな頭の薄い50歳くらいのチーフが、
Bastar村は観光地ではないと言う。
タクシーの手配はするが、滝だけにするのがいいそうだ。
むしろ、有名な滝はもうひとつあるからと、
午前と午後にひとつずついくのを勧められた。
ふたつの滝はホテルから反対方向に約40kmのところにある。
悩んだ末に、
朝9時にChitrakote Falls往復のタクシーを予約してもらった。
もうひとつの滝はやめる。
3000ルピーも時間ももったいない。
Bastar村のことは明日タクシードライバーに直接相談してみよう。
このチーフとこれ以上話しても埒があかない。